歯の詰め物(インレー)

歯の詰め物・インレーとは?

奥歯に入れる部分的な歯の事で、型どりをして模型を作り、インレーが出来上がるまで約1週間ほどかかります。

インレーの種類

インレーには金属で作られたものやレジン(プラスチック)で作られたものや、セラミック(陶器)で作られたものなど様々な種類があり、保険対象や保険対象外の材料があります。

保険が適用できる治療
金属パラジウム合金という金属を使います。色は銀色で、いわゆる「銀歯」です。
金属の為強度があるという利点がありますが、見た目が悪く、時間がたつと金属イオンが歯に溶け出して歯肉を変色させることがあります。また、歯に強く接着させることができないため、歯と銀歯との隙間のセメントが劣化して、そこから虫歯になる事もあります。

定期的なメンテナンスが必要になります。

見た目を重視した審美的な治療や、再治療の回数を少なくしたい方や金属アレルギーがご心配な方には、貴金属またはセラミックの詰め物をお勧めします。

見た目をきれいにする歯の詰め物(インレー)の種類

保険外(セラミックインレー)
セラミック成分の使用で、色は歯とほぼ同色で自然な仕上がりになります。

セラミックは型どりが必要なので通院に2回以上かかり、インレーが出来上がるまで約1~2週間かかります。
審美的な観点でセラミックが一番と言われていますが、強度的な問題で、使用することができない歯もあります。

オールセラミックインレー
保険の金属に比べると、見た目もよくアレルギーの心配はありません。
材質はセラミック100%なので、汚れや傷が非常につきにくく、経年的な劣化が少ないのが特徴です。
セラミックは歯に強く接着させる事が可能なため、インレーと歯との隙間のセメントが劣化し、その間から虫歯になるリスクも下げる事ができますが、金属に比べると割れるリスクがあります。

ハイブリッド・セラミックインレー
ハイブリッド・セラミックとはレジン約30%とセラミック約70%を混ぜた材料です。
色調も自由に選べるので、自然な見た目を維持できます。
セラミックより硬さは劣り摩擦することはありますが、割れる事は比較少なく、金額も安くできます。